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一生満開――同期会を終えて (高33期)
今年(2012年)の大阪府の桜開花予想は、4月2日開花、9日満開、とのことでした。
去る3月24日、固いつぼみがようやくほころびだしたころ、大阪・中之島のリーガロイヤルNCBで、桜塚高校全日制第33期の同期会はおこなわれました。
卒業後30年目にして、初の同期会開催。
「100名ぐらいは来てほしいねえ」「そんだけ集まりゃ御の字やろ」「だれも来えへんのとちゃうか」......さまざまにささやかれるなか、開けてビックリ、先生方(5名)と同期生、合わせて200余名が集まったのです。ちなみに、わが33期の卒業生は約450名。
会場では、テーブルは3年生時のクラスごとに設置されたんですが、ほどなく、それは意味をなさなくなりました。言ってみれば、教室間の壁が取りはらわれてしまって、もうクラスもヘッタクレもない、いつしか全10クラスが一丸となっていたんです。
まるで、ここだけ2週間早く満開を迎えたようでした。まあ、もともと桜(塚)ですからね。
とはいえ、いいことずくめではありません。人数が多いというのも困りものですワ。
とにかく時間が足りん!
一次会&二次会で合計5時間確保されていましたが、それでも、ほとんど話す間もなく、「またあとでな」と言葉を交わしてそのままになった相手が何人いたことか。
そのあとも、飽きたらぬ多くの仲間が、夜の街へと流れていき、「三次会や」「四次会や」と、気炎をあげたのです。
(在学時の写真を400枚以上展示しました)
あの日に帰りたい、帰ってみたい――。
だれもが、過去をふりかえり、そう想う。想うことがある。だが、そんなことはどだいムリな話......ということも、もちろんわかっている。
が――!
この日、200名の同期生は、帰れるはずのないあの日に帰ることができたんですな。
散るのが桜、散ってこその桜なのかもしれません。
しかし、散らない桜だってある。この日の満開の桜なんかそう。おそらく散ることはないでしょう。33期みんなの心のなかに、いつまでも咲きつづけるにちがいない。そして、この花便りは、来られなかった仲間にも、かならずとどいているはず。
一生満開――。
そんな桜もあるってことですなァ...... (高33期 末永道久)
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